小規模多機能を含めた複合型施設の成功モデル

松涛会グループ(社会福祉法人松涛会/医療法人社団松涛会)は、グループ従業員数1078名(2018年4月時点)で、8拠点58事業所に拡大している山口県下関市のマンモスグループです。病院、診療所、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウス、小規模多機能型居宅介護、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、生活支援ハウス、グループホーム、ショートステイ、デイケア、デイサービス、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所、地域交流施設など、幅広い業態を複合化し、拠点展開を行なっています。小規模多機能を含む地域包括ケアシステムの構築を志向し、事業拡大を続けてこられた副理事長の斎藤妙子氏、常務理事の斎藤英樹氏、事務長の松井利三氏からお話を伺いました。

松涛会の様子

Q:小規模多機能型居宅介護の事業展開を考えた経緯とは何でしょうか?

A:地域の方々のニーズを満たそうと考える中で、自然と選択肢の中に入ってきたというのがじっさいのところです。松涛会グループは、1960年に下関市彦島江の浦町 にて『斎藤内科クリニック』を開業したことからスタートしています。これまで時代や地域のニーズに沿って、下関市内に病院や診療所をコアにした医療・福祉サービスを提供してきました。そういう意味で言いますと、2025年には高齢者が約30%にも達し、癌、脳卒中、認知症等の患者が増加してくる市場環境化において、私どもとしては、緩和ケア(ホスピス)病棟、 回復期リハビリテーション病棟に加えて、グループホーム&小規模多機能を設置することによって、この社会的課題に立ち向かうことができると考え、事業展開をしてきました。

Q:小規模多機能型居宅介護の必要性・役割とは?

A:一言で言いますと、地域包括ケアシステムの中核的な役割を担うモデルだと言えるのではないでしょうか。地域包括ケアシステムの構築が必要であるということは、この業界に身を置く者としては、とても自然な発想です。医療・福祉サービスを1つの拠点で提供する”大規模多機能”サービスをワンストップで提供することは、地域の方々に安心してサービスを利用いただけているという実感があります。小規模多機能の必要性に関しましては、既存事業所の登録者が常に充足している状況を見ると、地域の方にとって必要なサービスであるという風に感じます。

Q:1事業所目の開設当時、小規模多機能型居宅介護の事業運営はいかがでしたか?

A:病院からの退院支援先として、小規模多機能を利用する流れを自法人の中で作りだすことができていたので、早期に軌道に乗せることはできました。大変だったのは、登録者を増やすために、地域包括支援センターや居宅介護支援事業所に営業に行っていた際に、「どんな利用者を紹介すれば良いのかがわからない」との声が多かったことです。利用者様の実績ができはじめてからは、実際の利用者様の利用例なども紹介しながら営業でも話をすることができたので、登録者も増やすことができました。そこをご理解いただくのに、少し時間がかかった感じはします。

Q:今後の事業展開や課題について教えてください

A:引き続き地域包括ケアシステムの構築が求められる時代になることは明らかです。そういう意味では、私どもが志向する多機能サービスの展開というのは、これからの経営におけるキーワードだと思っていますし、そこの部分をとことん突き詰めてさらなる品質向上も含めて磨き込みを行いたいです。就労人口が減ってきていますので、働き手の問題はありますが、在宅介護のニーズはありますので、まだまだ事業を興していく余地はあると考えています。

松涛会グループ(社会福祉法人松涛会/医療法人社団松涛会)

設立:1960年12月
本社:下関市横野町3丁目16番35(医療法人社団松涛会)
   下関市横野町3丁目15番10号(社会福祉法人松涛会)
グループ従業員数1078名(2018年4月時点)で、8拠点58事業所に拡大している山口県下関市のマンモスグループ。病院、診療所、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウス、小規模多機能型居宅介護、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅、生活支援ハウス、グループホーム、ショートステイ、デイケア、デイサービス、訪問看護ステーション、ヘルパーステーション、居宅介護支援事業所、地域交流施設など、幅広い業態を複合化した拠点を展開。
HP:http://www.syoutoukai.or.jp/

担当コンサルタント

森永 顕成

森永 顕成
介護・福祉グループ 施設介護チーム

船井総研に入社後、様々なBtoCビジネスを経て、介護業界の経営コンサルティングに特化。
利益体質の法人作りをサポートする新人育成体制の構築、社内基準の標準化、生産性を上げる人事制度構築など、マネジメント領域支援を得意としている。現場主義・事例主義・結果主義を信条とし、成功確率の高いコンサルティングを志向。親身な対応、熱心な仕事ぶりから、厚い信頼を得ている。

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経営コンサルティングの株式会社船井総合研究所が運営する介護・福祉事業の情報配信ハイト「介護・福祉経営ドットコム」です。多数の介護・福祉(障がい)コンサルタントが在籍、全国各地で即時業績アップを実現する中小企業のためのコンサルティングサービスを提供しています。
地域包括ケアシステムの確立に向け、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、老人保健施設、グループホーム、デイサービス、ショートステイ、小規模多機能型居宅介護、訪問介護、訪問看護、放課後等デイサービス、就労支援、障がい事業、老人ホーム紹介、訪問鍼灸など、幅広いコンサルティングサービスで地域一番化戦略を推進、業種特化の経営コンサルタントが企業(法人)の成長をサポートします。
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