登録者急増中!小規模多機能の成功モデル
株式会社ケア・フレンズ 代表取締役社長 脇屋智樹氏

株式会社ケア・フレンズ	代表取締役社長	脇屋智樹氏

株式会社ケア・フレンズは、福井県福井市で小規模多機能型居宅介護、訪問介護、訪問看護、放課後等デイサービス等の施設を運営する介護法人です。2006年に福井県福井市で小規模多機能型居宅介護に初参入。先行事例がまったくない状態での参入から4事業所を展開され、成功を収めた脇屋智樹社長に今日の成功に至る経緯を伺いました。

Q.小規模多機能型居宅介護への参入を決めた理由を教えていただけますか。

A.株式会社ケア・フレンズは、2000年から介護事業に参入しました。もともと薬剤師だった母が、訪問介護から事業を始めて、次にデイサービスに参入しようと考えていたんです。ただ、福井県の地域特性なのか外部からの参入を歓迎しない雰囲気があったようです。福井県は、流行り物嫌いで定番好きという地域特性があるので、県外から色々な流行の飲食店が入ってきても、なかなか定着しなかったりするんですね(笑)そういうよそ者を歓迎しない雰囲気もあったということで、当時2006年から始まったばかりの小規模多機能に福井市の第一期の公募で参入をしたのが、始まりですね。

Q.小規模多機能型居宅介護の運営は軌道に乗りましたか?

A.正直に言うと、苦戦する期間が長く、すぐに軌道に乗ったというわけではなかったです。ですが、私が社長に就任した2年前や去年と比較すると、中には、倍近い売上を作ることができている事業所もあり、登録者はすべての事業所と言うわけではありませんが、安定的に25名前後の登録をいただけている状況です。

Q.軌道に乗せるために、具体的にどのようなことに取り組まれたのでしょうか?

A.現場に入り込んで、まず最初に取り組んだのは「業務改善」ですね。職員たちの意見を聞きながら、きめ細かく業務を整理して、業務分担を行いました。職員が得意分野で活躍しながら楽しく働いてもらいたいという想いがありますので、そのためにも業務分担をして、無理なく現場業務が回るように現場と一緒にテコ入れを行いました。

Q.業務改善に取り組まれて、どのような変化があったのでしょうか?

A.職員が働きやすくなったので、職員満足度を高めることができました。それを表すかのように、自然と職員が友人を紹介して集めてきてくれるようになりましたね。去年一年間だと、15名紹介してもらって、10名採用できました。外部の方からビックリされるんですが、親・子・孫の3世代で働いてくれている職員もいます(笑)私はこれまでの経験から数字を伸ばすためには、人を集められる組織を作ることが大事だと考えていたですが、それが少しづつ形になってきたかなと思います。

Q.登録者を増やしていく上でのポイントはありますか?

A.営業先に対して小規模多機能を正しく理解してもらえるかどうかが肝ですね。いくら業務改善をして職員が充足して、利用者を増やせる状態になったとしても、紹介をいただけないと登録者は増えませんので、正しく伝えられるかどうかが重要なポイントです。小規模多機能は、”包括報酬”であることから変な誤解をしていたり、小規模多機能には合わない利用者を紹介されることがしばしばあるのですが、そこは丁寧に説明する必要があります。ムリなものはムリなんだと言い切らないと、結局は自分たちの首を絞めることになりますので、ここは登録者を増やすためには大事なところですね。

Q.要支援の毎日デイサービスに通いたいニーズの方が来ることも全国的にはあるそうです。そういったニーズもありますか?

A.ありますあります。小規模多機能あるあるですね(笑)その点で言うと、毎日通うという使い方を基本的にはよしとはしていません。もちろん、どうしても必要な人は仕方ないですが、小規模多機能は在宅で暮らすことを基本としていますから、小規模多機能と家の往復だけで完結させられる生活にしてほしくないなと思っているんです。

Q.小規模多機能型居宅介護の必要性・役割とは?

A.小規模多機能は、在宅介護サービスの中の一つなので、基本的には、在宅で暮らしたいと思っている方には誰にでも合わせられるサービスだとは思いますが、「通い」「訪問」「泊まり」サービスが組み合わさることで、単独の事業所だけでは、在宅生活が持続できない方も助けることができるのが、なんといっても小規模多機能の強みですね。利用者様・ご家族様の状態に合わせて、適切にサービスを提供してニーズを満たせる小規模多機能は、どんな状況でもなんとか良くしてくれる病院のお医者様のようなイメージを持っています。これからの人口動態を鑑みると、ますます地域に必要なサービスになると感じます。

Q.今後の事業展開について教えてください

A.直近で新規開設の予定はありませんが、管理者やケアマネジャーが登録者の増やし方を理解してきたので、次世代の人材が充足してくれば、ポストを用意するという意味でも、前向きに検討したいとは考えています。

株式会社ケア・フレンズ

設立:2000年5月

本社:福井県福井市松本2-25-16
福井県福井市で小規模多機能型居宅介護、訪問介護、訪問看護、放課後等デイサービス等の施設を運営する介護法人。2006年に福井県福井市で小規模多機能型居宅介護に初参入し、先行事例がまったくない状態で4事業所を展開。高齢者の在宅での暮らしに親身に寄り添ったサービスは、地域の方々から好評を得ている。
HP:http://care-net.biz/18/carefriend/company.php

担当コンサルタント

森永 顕成

森永 顕成
介護・福祉グループ 施設介護チーム

船井総研に入社後、様々なBtoCビジネスを経て、介護業界の経営コンサルティングに特化。
利益体質の法人作りをサポートする新人育成体制の構築、社内基準の標準化、生産性を上げる人事制度構築など、マネジメント領域支援を得意としている。現場主義・事例主義・結果主義を信条とし、成功確率の高いコンサルティングを志向。親身な対応、熱心な仕事ぶりから、厚い信頼を得ている。

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経営コンサルティングの株式会社船井総合研究所が運営する介護・福祉事業の情報配信ハイト「介護・福祉経営ドットコム」です。多数の介護・福祉(障がい)コンサルタントが在籍、全国各地で即時業績アップを実現する中小企業のためのコンサルティングサービスを提供しています。
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